外伝・チビック


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 長閑な道をチビックが走る。
紅葉間近の濃く沈んだ色彩の緑の野山が、しばらく続き。。
視界が開けたあたりに、切り立った岩と海が見える。
青く澄んだ日本海であった。
空の青が白くかすむ辺りに、水平線が見えるはずなのだが・・何か覆い隠している。
それは、佐渡島である。
ここから眺める佐渡島は、とてつもなく大きく水平線すら覆いつくしていた。

 海岸線からくにゅ〜っと曲がりこんだ道に入る。
そこが、日本海間瀬サーキット。
入場手続きを済ませ、駐車場兼観覧場所に車をまわした。
 ススキなどの雑草が生えた崖の下、コースの半分ほどが見下ろせる。
山肌に作られた畑をぐるりと囲むように、コースは走っており、
畑には数人の人が、何か農作業をしていた。
車が走り出したらさぞや喧しかろうに、
よりによって今日農作業とはお気の毒である。
 視界を廻らせば、海が見えた。。快晴であった。
水平線を横切る佐渡島が、もやに煙っていた。
遠くを漁船らしき影が、ゆっくりと横切っていく。
長閑な漁村を丘から眺める風景。。まったりした風情である。


チビック  試走は12時20分からであった。
まだ2時間近く時間がある。
車に興味の無いわたしは、ほげ〜〜っと時間を潰す。
 そういえば、入り口の看板を撮ってなかったことに気が付いた。
デジカメ片手に下り坂を降り、だ〜さんの噂に聞いたトイレを発見!
清潔とは言いがたいトイレ。。確かにそうだ。
ボットン便所でないだけマシではあるのだが。。。
せめて。。後始末くらいしておこうよぉ〜(−−;
もう脚を運びたくもないトイレの有様に、水分制限をココロに決めぷらぷらと
デジカメを揺らしながら、来た道を登っていく。。
「あ・・。」
指先からデジカメが落ち・・、アスファルトに激突。
あわててデジカメを拾うけれど、レンズにヒビが〜〜〜(T-T)
電源は入るようだが、写真は撮れそうもない。
スイッチの切り替えも、できなくなっているではないか。
これって・・・ 何かの前兆?!
 一抹の不安を覚えるも、心配したところで今更どうしようもない。
デジカメを落としたってことで、厄払いができたとも言えるし。。。
ま。。 なるように為るもの。
根拠の無い不安感に、思い悩むなんて疲れるだけだ。



 坂を上りきると・・・チビックから余計なものが、降ろしてあった。
タイヤも交換したのだろう。。
タイヤの上にシートのクッションが乗っている。
観覧席にぴったりやん♪
だ〜さんは顔見知りが居るらしく、他の車のエンジンを覗き込んで談笑中であった。
 12時からAグループの走行であった。
A・B・Cグループに分かれて、走るらしい。
だ〜さんのBグループは、12時20分からであった。
 昼近くなっても、しっかりと朝食を摂ったおかげか、空腹感は無かった。
宿で作ってもらったおにぎりは、後で食べるとして・・チビチビとペットボトルのお茶を飲む。
日差しは暑いけれど、日陰は肌寒くていられない。
汗をかいた分だけの水分を補給しなくちゃ、ばてちゃいそうである。
 あちらこちらであがる大きなエンジン音に辟易し耳栓をし
佐渡島を眺めているうち。。Aグループの試走が始まっていた。

。。。そして.3・・・へ続きます♪

   

チビック間瀬へ.1

チビック走る.2

。。。そして.3



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