JALBAS様の小説

母娘螺旋
-Part4-

 最後の母娘螺旋から、既に4ヶ月が過ぎていた。丁度3ヶ月経った時には、またこの時が来てしまったと憂鬱になり、いつ怪盗BBからの手紙が来るか、毎日ビクビクしながら生活していた。しかし、3ヶ月を過ぎてしまい、1週間・2週間と過ぎていく内に、束紗は、何か心の中にポッカリと穴が空いてしまった様な感覚に陥っていた。それは、娘のゆうかも同じであり、最近は殆ど寄り道をせず学校から帰って来る。そして帰って来るなり、BBからの手紙が来ていないか束紗に確認していた。決して、今までの写真やビデオが投稿されないかと恐れている訳では無く、BBからの手紙を待ち望んでいるという事でも無いのであろうが、どうも気になってしょうがないという感じであった。
そんなある日、買い物帰りの束紗は、郵便受けで差出人の無い封書を見つけ、慌てて家に入り中を確認した。
『拝啓、束紗様
長らくお待たせしてしまって、申し訳ありません。ようやく、新しいゲームの準備が整いましたので、またお二人をご招待致します。明日の土曜日の13:00に、いつもの公園の噴水前でお待ち下さい。衣装は、いつも通りこちらで用意させて頂きますので、普通の格好でお越し下さい。また、例によってこの事は絶対にご内密にお願いします。ご説明は不要と思いますが、以上の事が守られない場合には、今までの画像やビデオがインターネットで公開されますので、お忘れなき様に。それでは、明日、お待ちしています。      ( 怪盗BB )』
手紙を読んで、束紗は妙な安堵感を感じていた。そして、何か、心の中がドキドキとしていた。今回は、どんな事をされてしまうのか?そんな事を、あれこれと思い巡らしていた。学校から帰り、母からその手紙を見せて貰ったゆうかも、それは同じであった。二人とも、その夜は気が高ぶってあまり眠れなかった。
翌日、指定の時間に、束紗とゆうかはいつもの公園に来ていた。異常に悲痛な面持ちだった前回とは違い、今日の二人は、明るい表情という訳では無いが、暗い重苦しい雰囲気では無かった。怖いもの見たさという様な感じなのだろうか?格好も前回と違い、多少お洒落っぽくなっていた。BBは、例によって5分程遅れてその場に現れる。BBの姿を見て、束紗とゆうかは直ぐに立ち上がった。二人の様子を見て、BBはうっすらと笑みを浮かべた。ひと目で彼は、束紗母娘の変化に気付いていた。そしてそれが、いかにも自分の思惑通りといった感じの笑みだった。
「お待たせしました。車を用意してありますので、ご案内します。」
BBは、束紗達を公園の外にエスコートする。前回同様、黒い車が公園の脇に停めてある。束紗、ゆうかは、言われるまま車の後部座席に乗り込む。運転席に乗り込んだBBから、これも前回同様、アイマスクと手錠が渡される。しかし、今回は束紗もゆうかも躊躇する事無くそれを受け取り、アイマスクを掛け、両手を後ろに回して自ら手錠を掛けた。
「では、参りましょう!」
車は、20分程で目的地に着く。おそらく前回と同じ場所であろう。束紗とゆうかは、アイマスクと後ろ手に手錠をされたまま、これも恐らく前回と同じであろう部屋に案内された。二人は手錠を外され、アイマスクを外す。部屋は、やはり前回と同じ部屋である。正面に大きな鏡が張られている。部屋の中央には、人一人入れる大きさの鉄製の枠が二つ並んでいる。枠の内側には、10〜30センチくらいの長さが違う、毛ブラシの様な物が無数に付いている。
「あ...あれって...まさか....」
それを見て、束紗はそれを何に使うのか、大体予想がついた。じっと枠を見詰める束紗とゆうかの前に、BBがいつもの黒い鞄を持ってくる。
「それでは、早速この衣装に着替えて下さい。」
束紗はバックを受け取り、鞄を開けて衣装を取り出す。今回は、バニーガールの衣装であった。色は、黒とピンク。束紗が黒、ゆうかがピンクであろう。
「ああっ!....またっ!....」
衣装を見て、束紗は思わず呟いた。またしても、サイズはゆうかに合わせてある。束紗が着れば、パンパンではちきれそうな格好になってしまう。たまらなく恥ずかしい。しかし、逆らうことはできない。しかし、その追い込まれた自分の環境に、妙に感じてきてしまう束紗であった。
(ああ!また、こんな恥ずかしい格好をさせられ、辱められてしまうんだわ....でも、逆らえない!従うしか無いんだわ...)
悲劇のヒロインに浸っている?こんな表現は適当では無いかもしれないが、徐々に禁断の世界の妖しい魅力に、虜にされつつある束紗であった。
束紗とゆうかは、黒とピンクのバニーガールの衣装に着替えた。束紗は例により、張り詰めて乳房の形が浮き出ている胸を両手で抑えている。
「いけませんね、束紗さん!両手は、背中の高い位置で組んで頂かないと...あ、ゆうかさんもお願いします。」
「は..はい....」
BBの言葉に、束紗は少し頬を赤らめながら、ゆっくりと両手を後ろに回し、背中の高い位置で組む。胸が前に押し出され、張り詰めた乳房が余計に強調される。束紗は恥ずかしくて、俯いてしまう。ゆうかも、両手を背中で組み、少し顔を俯き加減にして、上目使いでBBを見詰めた。
「宜しい。これから、私の話を聞くときは、いつもその姿勢でお願いしますね。」
「...は..はいっ!....」
束紗とゆうかは、素直に返事を返す。もう観念してしまったのか?それとも、妖しい魅力の虜になったのか?とにかく、今までの様な悲痛な表情は見せなかった。
「それではお二人とも、あそこに見える枠の中に、そのままの姿勢で足をしっかりと揃えて立って下さい。」
「は..はいっ!」
二人は、やはり素直に、ゆっくりと枠のところまで歩いて行く。そして、枠の中に入る。
「あっ!あんっ!」
枠の中のブラシは、丁度束紗達の性感帯に当たる様な位置に配置されていた。ブラシに触れた瞬間、彼女達の体に刺激が走る。しかし、それは直ぐにおさまり、彼女達はBBに言われた通り、ぴったりと足を揃えて後ろ手のまま枠の中に立つ。
「では、ゲームを説明します。その枠のブラシは、枠の右側のスイッチで振動を開始します。枠の左側にはボリュームがあります。このボリュームで、振動の度合いを10段階で可変できます。まず、レベル1からスタートして、1分毎にレベルを1段階上げて行きます。その間、あなた達はその姿勢のまま耐えて下さい。その枠の外に出たり、後ろ手を解いたり、足を離してしまったりしたら失格です。しゃがみ込んでブラシから逃げてしまうのも失格です。ちゃんとブラシに体を当てて、耐えて下さい。もしどちらかお一人でも、10分間、レベル10まで耐えることができたなら、あなた達の勝ちです。本日はそのままお帰り下さい。今までの画像やビデオも全てお返し致します。ですが、どちらも10分間もたなかった場合は、お二人ともお仕置きを受けて頂きます。....それでは、宜しいですか?」
束紗とゆうかは、無言で頷く。
「では、スタートします!」
BBは、手早く束紗とゆうかの枠の右のスイッチを押す。枠の中のブラシが、静かに振動を始め、束紗とゆうかの性感帯を刺激し始める。
「あっ!...はあんっ!....ふうんっ!」
「あん!...はん!...あはんっ!」
感じ初めて、体を捩りながら喘ぎ声を上げる束紗とゆうか。ただ、まだ振動が小さいので余裕がある。後ろ手もきっちり背中高くで交差され、足もぴったりと揃えている。1分が過ぎ、BBがボリュームを2に上げる。ブラシの振動が少し強くなる。
「あんっ!...はっ!はあああんっ!」
「あふうんっ!...あん!あんっ!」
刺激が強くなり、二人とも少し余裕が無くなる。膝は震え始め、喘ぎ声も少し大きくなる。少し体の力が抜け、後ろ手が緩む。
(あん!だめっ!)
また、しっかりと手首に力を入れ直し、後ろ手を維持する。そうしている内に2分が過ぎ、BBはボリュームを3に上げる。ブラシの振動は、更に強くなる。
「あはああああああんっ!...あん!ああああああんっ!」
「はうううううんっ!...はあんっ!はんっ!あはああああんっ!」
レベル3で、束紗とゆうかは既に全く余裕が無くなってしまった。激しく悶え、喘ぎ始め、膝はがくがく震え、後ろ手も徐々に下がり始める。しかし、懸命にふんばり、再び後ろ手をしっかりと高く上げ直す。
(あんっ!れ..レベル3でこんなにきついなんて...これじゃ、とてもレベル10までなんか持たないわ...ああんっ!)
そう思いながらも、束紗は必死に後ろ手で耐える。3分が経過し、BBはボリュームを4に上げる。
「あふうううううんっ!...お..お母さんっ!...あ..あたしもうだめっ!...はああああああんっ!」
「あはああああんっ!...が..がんばってっ!..ゆうかちゃんっ!...あふんっ!あんっ!...ま..負けちゃだめっ!...ふううううううんっ!」
レベル4で、束紗もゆうかも殆ど限界に近かった。盛んに体をくねらせ、悶え喘ぐ。足どころか体中震えて、もう後ろ手には力が入らなかった。それでも何とか4分を経過するが、そこでボリュームが5に上げられ、更に振動が激しさを増す。
「あはあああああああああんっ!...だ..だめ...あああああああああああんっ!」
あまりの刺激に耐え切れず、ゆうかはしゃがみ込んでしまった。
「残念!ゆうかさん、失格です!」
「あんっ!ご..ごめんなさいっ!お母さんっ!」
ゆうかは、後ろ手でしゃがんだまま顔だけを束紗に向け、すまなそうな顔をする。
「はああああああんっ!...い..いいのよ...ゆうか...あああああああんっ!あんっ!あんっ!」
束紗は、何とかゆうかに優しい言葉を掛けようとしたが、激しい責めに耐えるのに必死で、話している余裕は全く無かった。だが、あまりの刺激にじっとしている事はできず、大きく体をくねらせている。その為、何度もバランスを崩して倒れそうになる。それでも懸命に耐えているが、後ろ手は徐々に下に下がってきていた。
(あんっ!手に力が入らない。このままじゃ、後ろ手のままでいられないわっ!...だめっ!失格になっちゃう...ああんっ!)
そして、5分が経ち、ボリュームが6に上げられる。
「あはああああああんっ!...だめっ!ああああああんっ!」
束紗は、今までに無い程大きく体を捩った拍子に、バランスを崩してその場に倒れこんでしまう。ゆうかは、心配して母の元に駆け寄る。
「お..お母さん!大丈夫?」
「ゆ..ゆうかちゃん...ご..ごめんなさい...」
「ううん!..あたしこそ、ごめんなさい!」
母娘の美しい庇い合いを、BBの言葉が遮る。
「残念!お二人とも失格です。では、約束通りお仕置きを受けて頂きます。お二人とも、立ち上がって両手を背中で組んで下さい!」
前回までなら、ゆうかは非情なBBを睨み付けていた。しかし、今回は、束紗もゆうかも素直に従い、立ち上がって両手を背中の高い位置で組んだ。BBは縄を取り出し、ゆっくりと二人に近づく。
「では、縛らせて頂きます。そのままじっとしていて下さい。」
「は..はいっ!...」
素直に返事を返し、束紗もゆうかも下を向く。BBは、まず束紗の後ろに立つ。その時、束紗が急に振り向き、BBに語り掛ける。
「あん!お..お願いです...も..もう許して下さいっ!」
「そうはいきません!ゲームで負けたんですから、きっちりとお仕置きは受けて頂かないと!」
「ああっ!...」
束紗は目を閉じて、再び頭を垂れる。しかし、束紗はBBがそう答える事が分かっていた。いや、そう答えられるのを望んで頼んだのかもしれない。もう、自分達は逃げられない。逆らう事はできず、厳しく後ろ手に縛り上げられ、どんな恥ずかしい仕打ちにも従うしかない。そんな、追い込まれた自分の状況に、何やら酔ってしまった様な感じであった。BBが束紗の後ろ手を、更に高くねじ上げる。
「あん!あはあんっ!」
BBは束紗の手首を厳しく縛り上げ、その縄を胸の上下にも回す。そして、後ろ手でしっかりと結びつける。
「あんっ!....あっ!...はあんっ!」
BBが縄を締め付ける度に、束紗は大きな喘ぎ声を上げ、軽く体を捩る。
(あん!な..何かしら...この感覚?...なんか、ドキドキして...妙に感じちゃう...あ..あたし、いったいどうしちゃったのかしら?...ああんっ!)
感じながら、BBに縛り上げられていく束紗。それを、後ろ手のまま見詰めるゆうかも、何やら妙な感覚に捕らわれ始めていた。
(あん!お母さんが縛られちゃう...でも、このまま、後ろ手で黙って見ているしかないんだわ!...そして...あたしも、厳しく後ろ手に縛り上げられちゃうんだわっ!)
ゆうかは、少し感じて来てしまい、軽く体を捩り始める。
(はあんっ!ど..どうしてかしら?...恥ずかしい命令に逆らえない...逃げられないって思うと、何か感じちゃう....ああんっ!)
縛られながら、悶え喘ぐ束紗。それを後ろ手のままじっと見詰め、悶え始めるゆうか。その光景を、マジックミラー越しに眺めている男達がいた。束紗の妻であり、ゆうかの父であるひろしと、もう一人......
「どうです?私の言った通りでしょう。もう、奥さんと娘さんは、緊縛の虜になりつつありますよ。」
「え..ええ....」
ひろしは、軽い返事だけ返し、妻と娘の恥ずかしい姿を興奮して見入っていた。
そうしている内に、束紗もゆうかも、BBにより厳しく後ろ手に縛り上げられた。二人共、胸の上下、膝、足首にもしっかりと縄が掛けられている。何故か、ゆうかだけは、その上猿轡まで噛まされていた。
「じゃあ、ゆうかさんはもう一度、その枠の中に入って下さい。」
ゆうかは言われるまま、ピョンピョンと跳ねながら枠の中に入って行く。
「むふうううんっ!...むん!むんっ!」
飛び跳ねて行ったので、ブラシが性感帯に激しく当る。思わず悶えて身を捩るゆうか。BBは、枠の上側に縄を括り付け、その先をゆうかの後ろ手に繋ぐ。ゆうかは、枠の中で強引に立たされた姿勢になる。
「束紗さんは、鏡のところまで来て下さい。」
「...は..はいっ!....」
束紗は、枠のところから鏡まで、約部屋の半分の距離を飛び跳ねて進む。先程は気付かなかったが、良く見ると、枠と鏡の間には等間隔で10本、1メートルくらいの線が引かれていた。鏡のところに着くと、前回の様に鏡の中央にゴムひもが括り付けられている。ゴムひもは3本に増え、心なしか前回より太くなっている様に見える。BBはその3本のゴムひもを、相撲のまわしの様に、束紗の腰と股に縛り付けた。
「では、お仕置の内容を説明します。今から、ゆうかさんの入っている枠のブラシのスイッチを、レベル10でオンにします。束紗さんは、ゴムの力に負けない様に、飛び跳ねてゆうかさんに近づいて下さい。鏡から枠の間には10本のラインが引いてあります。ラインをひとつ越す毎に、振動のレベルが1段階下がります。10本全て越えれば、レベルは1になる訳です。そして枠までたどり着ければ、スイッチは切っても構いません。但し、一度ラインを越えても、戻ってしまったらまたレベルが上がりますので気を付けて下さい。....では、始めましょうか...」
「ま..待って下さいっ!」
枠のスイッチを入れようとするBBを、束紗の声が呼び止める。
「い..いきなりレベル10なんて...あ..あたしが枠の中に入ります!ゆうかは...娘は許して下さいっ!」
しかし、BBは笑って答える。
「勘違いしている様ですが、枠の中に入る役と、それを止めようとする役は、30分毎に交代してもらいます。だから、お二人共どちらの役もやってもらいますので、安心して下さい。」
「ああっ......」
束紗は、またしてもがっくりと頭を垂れてしまった。
「では、始めます!宜しいですね!」
BBは、ブラシのボリュームを最大にしてから、スイッチを入れる。ブラシが一気に高速振動を始め、ゆうかの性感帯を刺激し始める。
「むふうううううんっ!むん!ふうんっ!むーっ!むーっ!むふうううううううううううんっ!」
ゆうかは、これまでに無く激しく悶え、体を捩りまくる。レベル5でさえ我慢できなかったのだ。いきなりレベル10ではたまったものではない。しかし、今度は枠に固定されているため、しゃがんだり、前に倒れたりして逃げる事も出来ない。唯ひたすら、悶え喘ぐしか無いのだ。
「あん!ゆうかちゃんっ!」
束紗は、慌てて枠に向って跳び始める。1本目の線までは楽に到達できた。振動はレベル9に下がるが、それでも刺激の激しさは大して変っていない。
「むうううううんっ!ふうんっ!んっ!んんんんんっ!」
ゆうかはひたすら悶えまくる。束紗の様子を気にする余裕など、全く無かった。
「あん!待っててゆうかちゃん!...今..今助けるわっ!」
束紗は、更に枠に向って跳び続ける。しかし、2本目の線を越えた辺りから、ゴムひもの引く力が強くなり、中々前へ進めなくなっていく。
「あっ...はあんっ!...ゆ..ゆうか...あんっ!」
それだけでは無い。ゴムひもは束紗の股に掛かっているため、ゴムが張り詰めるほどそれは束紗の股に食い込み、束紗の急所を激しく刺激するのだ。
「あはあああんっ!...あっ!あんっ!...ふうううううんっ!」
何とか4本目の線までたどり着く。振動はレベル6になったが、ゆうかにはまだ余裕が全く無い。そして束紗も、急所の刺激とゴムの強烈な引っ張りで、殆ど余裕が無くなっていた。
(あん!は..早くゆうかを助けなくっちゃっ!...でも..ああん!だめっ!もう進めない....)
束紗はしばらく、その位置で動けなかった。足は震え、立って踏ん張っているだけでやっとだった。ゴムひもは容赦無く後ろに引っ張ってくる。厳しく後ろ手に縛り上げられ、膝と足首も縛り上げられた体勢では、もうその力に対抗出来なかった。その上、急所の刺激は更に激しくなっている。それにも、もう耐えきれなくなっていた。限界寸前の束紗の目に、ゆうかの姿が映る。相変わらず、激しく悶え、喘ぎまくっている。
「あ...んっ!...だめっ!..す..すすまなくっちゃっ!...はんっ!」
それでも、何とか進もうとする束紗。しかし、跳ぼうとした瞬間、体は逆に後ろに引っ張られ、バランスを崩した束紗は倒れてしまう。
「はあんっ!」
支えが無くなり、ゴムは一気に縮み始める。束紗体は見る見る鏡に吸い寄せられ、お尻がそのまま鏡に激突する。
「あはああああああああんっ!」
お尻を強烈に引っ叩かれた!そんな衝撃であった。痛くて、少しの間蹲っていた。
「むううううんっ!むんっ!むむむむんっ!ふうううううううううんっ!」
ゆうかは、そんな母の受難を気にしている余裕は無かった。束紗が一気に鏡まで戻されたため、振動のレベルが再び10に上がったのだ。更なる激しい刺激に、悶え喘ぐゆうか。そんなゆうかの様子に気付き、お尻の痛みに耐えて立ち上がる束紗。
「はあんっ!...ゆうか...あんっ!」
束紗は、再び枠に向って跳び始める。そして、枠の中の者だけが辛いお仕置では無い事を思い知る。枠に向って跳ぶ方も、股の激しい刺激に耐え、懸命に跳ばなければならない。そして失敗すれば、容赦無くお尻にきつい一発を貰う事になるのだ。前に飛ばなければ、刺激にも苦痛にも耐えなくて済む。しかし、目の前で悶えまくる娘を放っておける筈が無い。束紗は、自ら厳しい責めを受けに行かなければならないのだ。
「はあああああんっ!...あふうんっ!」
「むふううううううんっ!むんっ!むむむむむむんっ!」
30分の間に、結局束紗は3回鏡にお尻を叩き付けられた。
「直ぐに交替では、あまりにも厳しすぎるので、5分間だけ休憩とします。」
ようやくスイッチを止めてもらい、ゆうかはその場に倒れ込んでしまう。もう感じまくって、殆ど身動きが出来ない様な状態であった。束紗の方も、急所への責めと、お尻の痛みで、起き上がる事ができなかった。そして、5分の休憩時間は、あっという間に過ぎてしまった。
「はい、5分経ちました。選手交替です。今度は、束紗さんが枠の中に入って下さい。」
「はんっ!...お..お願いです...も..もう少し休ませて下さい....」
「何を甘えているんですか!これはお仕置なんですよ!5分休憩させて貰っただけでもありがたいと思いなさい!」
珍しく、きつい口調でBBが返す。束紗は、思う様に動かない体に鞭打って、やっとの思いで立ち上がり、枠に向って跳び始める。
(あん!どんな恥ずかしい責めにも、どんな厳しい責めにも、従うしかないんだわ....ああっ...)
枠の中に入った束紗を、BBが枠に固定する。そして、束紗の口にガーゼを押し込み、その上からがっちりと猿轡を噛ませる。
「さあ、ゆうかさんも起きて!鏡の所まで行ってください!」
「...は..はいっ!...」
ゆうかの猿轡は、もう外されていた。ゆうかは起き上がろうとするが、厳しく後ろ手に縛り上げられている上、先程の刺激の影響がまだ残っているため、思う様に立ち上がれない。ようやく立ちあがって、鏡に向って跳び始めるが、直ぐにバランスを崩して倒れてしまう。
「あっ..あんっ!」
「むうふふんっ!」
束紗が、心配して声を掛けるが、猿轡の為言葉にならない。BBは、何も言わずにずっとそれを見ていた。何度も倒れながらも、やっとゆうかは鏡のところまでたどり着いた。BBが、先程束紗にした様に、ゆうかの股と腰にゴムひもを括り付ける。そして、束紗が入っている枠の所に戻る。
「では、お仕置を再開します!」
BBは、ブラシのスイッチを入れる。レベル10の振動が、束紗の性感帯に襲い掛かる。
「むふうううううううんっ!むっ!むむむむんっ!むうううううううんっ!」
あまりの刺激に、激しく悶え喘ぐ束紗。懸命に体を捩って刺激から逃れ様とするが、枠にしっかりと固定されているため逃げられない。
「あんっ!お母さんっ!」
先程は自分が経験したため、レベル10の辛さは骨身にしみて分かっている。ゆうかは、必死に枠に向って跳び始める。
「むうふうんっ!むふふんっ!むふむううんっ!(ゆうかちゃん!やめてっ!無理しないでっ!)」
激しい責めに合いながらも、束紗はゆうかを気遣っていた。じっとしていれば、ゆうかは厳しい責めを受けなくて済む。何とかゆうかにじっとしている様に言おうとするが、猿轡の為言葉にならない。しかし、仮に言葉が通じたとしても、悶えまくる母を、ゆうかがじっと見ていられる筈も無かった。
「あん!...お母さん...はああああんっ!」


マジックミラーの向こう側では、ひろしが張り詰めて、その光景を見ていた。横の男が、ゆったりとした口調でひろしに語り掛ける。
「見てください。これだけの責めにあっても、お二人の表情は前回と全く違うでしょう。」
「は..はい!...確かにそうですね....ミスターJ....」
懸命にお仕置に耐える、束紗とゆうか。彼女達は、この二人の思惑など、知る芳も無かった..........

(おしまい)


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