JALBAS様の小説

母娘螺旋
-Part3- <後編>

 2度目の母娘連縛から3ヶ月。今度は、今までの母娘連縛の写真やビデオを公開すると脅され、束紗とゆうかは怪盗BBの言うがままに、彼の隠れ家に連れ込まれてしまった。BBの用意したバトントワラーの衣装に着替えさせられ、恥ずかしいゲームを強要される束紗とゆうか。だが、それらをBBに依頼したのは、またしても束紗の夫であり、ゆうかの父であるひろしであった。ひろしは、マジックミラーを通して、懸命に恥ずかしいゲームに耐える束紗とゆうかを、興奮して眺めていた。

「んんっ!んーっ!んふっ!」
いまにもはちきれんばかりに張り詰めた、サイズの小さい、ブルーの丸首ノースリーブのレオタードと、白のロングブーツを着せられて、束紗はBBの責めに懸命に耐えていた。部屋の中央に引かれた白線に、両足を揃えて立ち、自ら両手を後ろに回し、背中の高い位置に上げている。上半身を、お辞儀をしている様に前に倒して、顔だけは前を向いている。そして、目の前にある大鏡の中央に繋がれている太いゴムひもを、口で食わえている。その束紗の胸を、BBの両手が激しく弄んでいた。束紗は顔を歪め、体をくねらせ、くぐもった声を上げながらも、必死にそのままの体勢で耐えている。つい口を開けて、声を出してしまいそうになる。ゴムひもの引っ張る力に耐え切れず、前に足を踏み出してしまいそうになる。激しい責めに感じて、つい後ろ手を解いてしまいそうになる。そして何より、自分のその恥ずかしい姿が目の前の鏡に映し出され、全て自分の視界に入ってくるのだ。恥ずかしくて逃げ出したい。しかし、逃げ出す事はできない。もし逃げれば、自分達の恥ずかしい写真やビデオが、インターネットを通じて公開されてしまう。また、自分がここで動いてしまったら、自分だけでなく、娘のゆうかまで一緒にお仕置きをされてしまうのだ。それに、本当かどうかは分からないが、自分がこの仕打ちに15分間絶え抜けば、全ての写真やビデオを返してくれるとBBは言っているのだ。望みは薄くても、この魔の螺旋階段から抜け出す手段は、今のところそれしか無い。どんなに恥ずかしくても、どんなに苦しくても、束紗は耐えるしかなかった。
「あんっ!お母さんっ!」
心配そうに、束紗を見つめる娘のゆうか。彼女もピンクの丸首ノースリーブのレオタードと、白のロングブーツを着せられ、白線に両足を揃えて立ち、両手を後ろ手高手小手に組み、上半身を前に倒した格好で、じっと母を見詰めている。ゆうかは既にゴムひもを離してしまい、ゲームには失格していた。もうこの格好で我慢する必要は無いのだが、自分のふがいない分まで必死になって耐えている母に済まないと思うのか、束紗と同じ格好でずっと耐えていた。
そしてもう一人、この光景をじっと見詰めている者がいた。マジックミラーを通して、隣の部屋では興奮しきったひろしが、必死に耐える束紗の姿に見入っていた。
「おおおっ....い..いいぞ....束紗....」
束紗は、自分のこんな姿を主人に見られたくないと思いながら耐えているのに、束紗にそんな姿をさせて喜んでいるのは、実は当の主人なのであった。この男、いったい何を考えているのか.......
「あと4分です。では、こちらもそろそろ本気で行きますか?」
BBの手が、胸ではなく股間に伸びていく。
「んっ!んんんんんっ!んーっ!」
思わず、大きく反応してしまう束紗。膝が揺れ、バランスを崩しそうになるが必死に耐える。BBの右手は、束紗の大事なところに掛かっている。指を立て、力を入れてさすり始めるBB。
(あん!やめてっ!はあああんっ!)
激しく体を捩る束紗。つい声を出してしまいそうになる。背中の手が、少し下に下がり始める。
「おや?手が下がってきましたね?」
(あん!だめっ!)
慌てて、両手を背中の高い位置に戻そうとして、束紗ははっとする。前回も、このパターンで失敗している。同じ過ちを犯すわけにはいかない。束紗は、ゆっくりと、後ろ手を背中の高い位置に戻していく。
「ふふっ...よく持ちこたえましたね。でも、これならどうですか?」
BBは、束紗の大事なところに突き立てた指を、急に激しく振動させた。この刺激には、さしもの束紗も耐え切れなかった。
「んんんんっ!...あっ!あはああああああああああんっ!」
束紗は、思わず大声を出してしまい、ゴムひもを離してしまった。そればかりか、あまりの刺激に耐え切れず、その場に倒れ込んでしまった。ゴムは、無常に鏡に叩き付けれ、部屋の中に大きな音が反響する。
「お...お母さんっ!」
ゆうかが姿勢を解き、慌てて倒れた母の下へ駆け寄る。そして、母の体を抱き起こす。
「ご..ごめんなさい...ゆうかちゃん....」
束紗は、力無くゆうかに詫びる。ゆうかは、涙ぐんで首を横に振る。
「ううん...あたしこそごめんなさい!..お母さんにばかり無理をさせて....」
美しい母娘のかばい合いを、非情なBBの言葉が遮る。
「残念!あと3分でしたが....では、お二人とも罰を受けて頂きます。さあ、立ってください。」
ゆうかは、BBをきっと睨み返す。しかし、BBは済ました顔で束紗とゆうかを見下している。
「さあ、早くして下さい。」
ゆうかは、悔しさを噛み締めて立ち上がる。そして、母の束紗を助け起こす。ゆうかの手を借りて、束紗は少しよろめきながらも立ち上がる。
「では、縛らせてもらいます。お二人とも後ろを向いて、先程の様に両手を背中の高い位置で組んで下さい。」
ゆうかは、BBの顔にビンタのひとつもくれてやりたい気持ちでいっぱいだった。しかし、そんな事をすれば、後がどうなるか分からない。自分だけならまだしも、母の束紗にも迷惑がかかるのだ。束紗も、ゆうかと同じ気持ちであった。二人は、結局BBの命令に逆らう事ができず、言われるままに後ろを向き、両手を後ろに回し、背中の高い位置で組んだ。
「よろしい!じゃあ、縛りますから、しばらくおとなしくしていて下さい。」
BBは縄を取り出し、まず、ゆうかの両手首を縛り始める。
「あっ!...あんっ!」
「あん!お..お願いです!あたしがどんな罰でも受けますから、娘のゆうかは許して下さい!」
無駄な事と分かっていても、束紗は再度BBに哀願するのだった。しかし、BBより先に、ゆうかがその申し出を断った。
「ううん!いいの、お母さん!...お母さんがひどい目に遭っているのを、ただ見ているだけなんて、自分が責められているより辛いの....あたしも、お母さんと同じ罰を受けます!」
「ゆ...ゆうかちゃん....」
「娘さんの言う通りですよ。お二人とも平等にお仕置きしてあげるのが、私のせめてもの情けです。」
BBは、ゆうかの胸の上下に厳しく縄を掛け、後ろ手の手首と厳しく結ぶ。BBが縄を締め付ける度に、軽い痛みがゆうかの体を襲う。
「はああんっ!...あん!あんっ!」
ゆうかが、厳しく後ろ手に縛り上げられていくのを、束紗は両手を後ろ手に組んで、黙って見ているしか無かった。娘が悪人に縛られている。本来なら、体を張って助けに行くべきところである。しかし、束紗は動くことが出来ない。動けば、かえって娘をひどい目に合わせてしまう事になるから。おとなしく、自分も縛られるのを、後ろ手のまま待つしかないのである。悔しくて、情けなくて、目に涙を溜めて、束紗はゆうかの縛られる様を見詰めていた。しかし、自分の家族をここまで追い詰めた張本人は、鏡の向こうで、一人興奮してこの光景を眺めていた。
「お待たせしました。では、束紗さんも縛らせて頂きます。」
ゆうかを縛り終えたBBが、縄を持って束紗の背後に立つ。背中の高い位置で交差した両手首を、更に上に引き上げて縛り始める。
「はあっ!...あんっ!」
かなりきつい痛みが、束紗を襲う。BBは、両手首を縛った後、縄を胸の上に何重か回してがっちりと縛り上げる。束紗の両手首は、背中の相当高い位置で固定されてしまう。
「はあうんっ!...あっ!はああんっ!」
束紗の縛りは、ゆうかのそれより明らかにきつかった。ゆうかはまだ中学生ということで、BBも多少遠慮をしたのであろう。しかし、親の束紗には容赦が無かった。胸の下にも、何重か縄を回して、後ろ手の手首ときつく結ぶ。BBが縄を引き締める度に、束紗の体に激しい痛みが走る。
「はあんっ!....あんっ!...ふうううんっ!」
「あん!...お母さん!」
母を気遣って、懸命に体を捩るゆうか。しかし、既に厳しく後ろ手に縛り上げられている彼女には、ただ見ている事しかできない。いや、どちらにしても、弱みを握られている彼女達は、BBに逆らう事ができないのだが........
束紗を厳しく後ろ手に縛り終えたBBは、今度は天井の2箇所に縄を掛ける。そしてその縄を、束紗とゆうかの後ろ手の縄にしっかりと結びつける。足は地面に付いているので吊り下げてはいないが、強引に立たされた姿勢になる。更に、BBは束紗とゆうかの膝と足首を、がっちりと縛り上げてしまった。
「んっ!...はあんっ!...あん!あんっ!」
縄の締め付けが厳しくて、束紗は身を捩りながら喘ぎ声を漏らす。束紗には、この縛りだけでも既にお仕置となっていた。
「あんっ!お母さんっ!...うんっ!あっ!ああんっ!」
苦しむ母に見かねて、盛んにもがくゆうか。しかし、その事によってかえって縄が締まり、ゆうか自身にも苦痛を与える。
「では、今日はお二人に、これを付けてもらいます。」
BBは、先程車で連行する時に使った、アイマスクを取り出した。
「ふうんっ!...な...何を?.....」
困惑する束紗に構わず、BBは彼女の目にアイマスクをはめてしまう。続いて、ゆうかの目にもこれをはめる。
「あっ!....あん!はああああんっ!」
アイマスクを付けられただけなのに、徐々に束紗は感じて来てしまう。
(あん!...ど..どうしたのかしら?なにか...変な気分.....ああっ!あたし達、これから何をされてしまうの?....あんっ!目が見えない事が、こんなに恐いなんて.....)
目が見えない事によって不安感が高まり、ちょっとした刺激でも大きく感じてしまう程、束紗とゆうかは感受性が強くなっていた。
「あん!....はあんっ!....あっ!ああんっ!」
「うん!あふうんっ!...あん!...はああんっ!」
ただ縛られているだけで、感じてきてしまう束紗とゆうか。その時!部屋のドアが開き、激しく閉まる音が部屋中に響き渡った。BBの気配は消えていないので、彼が出ていった訳では無い。何者かが、この部屋に入って来たのだ。
(だ..誰?...この男の他に、仲間がいたの?.....まさか?....)
束紗の脳裏に、前回の時のBBの言葉が蘇る。"誰かに依頼されてこの様な事をするのが仕事"確かに彼はそう言ったのだ。もしかして、今入って来たのはその依頼人では無いのか?
「お待たせしました。ようやく準備が整いました。では、ご自由にどうぞ。」
BBが、部屋に入ってきた人物に話し掛ける。間違い無い、今入って来た人物が依頼人なのだ。では、何故この人物は自分達にこの様な仕打ちをするのか?
「あっ!はあああああんっ!...あんっ!あふううううんっ!」
あれこれと思いを巡らす束紗に、突然強烈な刺激が襲い掛かる。部屋に入ってきた男が....姿を見る事ができないので確証は無いが、この手の感触と力は男に違いないと束紗は感じた、そいつが束紗の胸を揉み始めたのだ。
「あはあああんっ!...あ..あなたは...あんっ!はあああんっ!....はんっ!あふううううううんっ!」
『あなたは誰?何故、あたし達にこんなひどい事をするの?』束紗は、そう聞きたかった。しかし、目隠しで感受性が異様に高まったところで、強烈な刺激を受けた為、激しく感じてしまって思う様に喋る事ができなかった。
「あん!お母さん....あっ!ああああんっ!..はあんっ!あふううううううんっ!」
母に話し掛け様としたゆうかも、突然胸を揉まれてしまい、激しく感じて悶え喘いでしまう。ゆうかの胸を揉んでいるのは、言わずと知れたBBである。
謎の男...いや、読者は皆分かっている、束紗夫でありゆうかの父であるひろしは、束紗を背後から抱きしめ、その胸を激しく揉んでいた。時折、乳房をきつく摘みながら。そしてBBも、同じ様にゆうかを愛撫していた。
「はああああああんっ!はんっ!...ゆ..ゆうか...あんっ!あんっ!あふうううううううううんっ!」
「ふうううんっ!あんっ!あはあああんっ!..お..おかあさ...んっ!はああああああああんっ!」
お互いを気にしながらも、激しく悶え、喘ぎまくってしまう束紗とゆうか。先程のゲームの時よりも、何倍も、何十倍も感じてしまっている。鏡には、ひろしとBBに抱きしめられ、激しく胸を揉まれて悶えまくる、レオタード姿で緊縛された束紗とゆうかが映し出されている。興奮の絶頂でそれを見詰め、それでも尚手を休めないひろし。そして、ひろしとBBの手が、徐々に下へ降りていく。
「はあああああんっ!..そ..そこは...あん!だめっ!あああああああああんっ!」
「あん!やめてっ!...はん!やっ!...あっ!あはああああああああんっ!」
遂に、ひろしとBBの手が、束紗とゆうかの急所にかかる。彼女達は、更に、更に、更に激しく悶えまくり、大きな喘ぎ声を上げてしまう。
「あはああああああああんっ!あんっ!あふんっ!あああああああああああああああんっ!」
「はあううううううううんっ!あっ!はああああああああああああんっ!はんっ!ああああんっ!」
この男はいったい誰なのか?何故、自分達にこんな事をするのか?このお仕置はいつまで続けられるのか?この魔の螺旋階段からは、一生抜け出す事ができないのか?知りたい事は山ほどあったが、もう束紗には、何も考える事ができなかった。
部屋の中には、束紗とゆうかの喘ぎ声が、いつまでも、いつまでも木霊し続けるのであった。

(おしまい)


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